5年目教員の日々の学びと反省

学びは「はてな」から始まる、日々のくらしの中から見つけた「はてな」を記録するブログ。

今年度の目標

 大阪市では、毎年人事評価制度の一環として目標管理シートの作成を行う必要がある。

大阪市の教育振興基本計画に照らし合わせて、目標①(安心・安全な教育の推進)、目標②

(未来を切り拓く学力・体力の向上)のそれぞれを設定する。なお、今年度より大阪市教育振興基本計画が改訂され、最重要目標が三つとなった。教諭は、そのうちの上記の二点について目標設定する。

 目標①について、今年度は「防災・減災教育の推進」を目標項目に設定した。達成水準として、年度末校内調査の「火事や地震津波、台風などそれぞれの災害時にどのように行動すればいいかを知っている」という項目に対して、肯定的に回答する児童の割合を100%にする(前年度96%)ことを掲げた。災害時の大原則として、「自分のいのちは自分で守る」がある。その重要性を本気で伝えるなら、100%を目指すべきだと考える。誰一人取り残さない、一人も見捨てないことを考えたときに、残りの4%がどのように行動するとよいのかを自覚化する必要がある。非常変災時に99点は存在しない。0か100かだ。

 行動計画には、学級通信を活用し、防災・減災への意識を醸成させることや毎月(6月から)防災標語を考え、学級に掲示すること、社会科や総合的な学習の時間を活用し、自然災害や防災・減災についての体験や学びを充実することを掲げた。

 

 こうした背景から、最近は防災教育に関する論文を読んだり、南海トラフ巨大地震をはじめとした各種自然災害について学んでいる。防災教育学会はもちろん、気象庁による防災教育関連の資料も大変参考になる。ここ数十年の異常気象および自然災害、さらにはもうすぐそこまでに迫った南海トラフ巨大地震。誰一人取り残さないことを考えたときに、何ができるか、じっくりと考える一年にしたい。