全生研 全国大会を終えて
<学びログ>
7月30日~8月1日まで、全国生活指導研究協議会(以下、全生研)の全国大会(オンライン)に参加した。
生活指導実践に触れることはもちろん、包摂と排除の分断線、包摂と排除の境界線など、自分自身の問題意識と直結するようなテーマであったため、非常に学び多い3日間だった。
今年の全生研の大会では、「ダイバーシティ」や「インクルージョン」、「援助ニーズ」や「多様な子どもたち」について考える一助とするために参加した側面が大きい。
実際の大会は、基調学習から講座、分科会まで期待通りの内容であった。
ぼく自身、こういった全国大会をはじめ、何かの研究会に参加するにあたっては、あらかじめ問題意識を設定してから望むこととしている。もちろん、日々考えていることから、この研究会に参加してみようと申し込みをしていることは事実だが、大会参加前には問題意識をさらに詳細に設定して望むこととしている。
それにしても有意義な3日間だった。
今後の課題として、「インクルージョン」をこえた「ポストインクルージョン」を考えること、ダイバーシティのための「ダイバーシティ」や多様性のための「多様性」とならないような「ダイバーシティ」と「インクルージョン」の在り方について考えていきたいと思う。
全生研の集団づくりや、生活指導実践から、「集団」についてもっと考えてみたいと思うようになった。「個」をみることは大切だけど、木を見て森を見ずとはまさにこのことで、
「集団」もあわせて見ていくことが大切であると気づかされた。
この3日間が果たした役割は大きい。
大学院への見通しにもなったし、これからの実践を考えるうえで、示唆に富む大会だった。