論文の読み方
研究メモ No.6
<論文の読み方>
まずは、概要(要約)を読む。その後、順に読んでいくのではなく、先に結論を読んでしまう。たったこれだけで、この論文で何を言いたいか、この研究でどこまでできたかがわかってくる。そこから主張はどう証明したのか、じゃあ、それはほかの研究とどう違ったのかを立ち戻って読んでいく。
数ある論文の一つひとつには、必ず他とどう違うかが書かれているはずなので、そこをとらえることと、主張をどのように証明していったのかをとらえることを意識して、論文を読んでいる。
論文を高速で読みたいときは、ぼくは、概要を読んで、その後結論を読み、結論が大して面白くないときは、その論文を読むのをやめるようにしている。
論文と聞くと、むずかしいイメージがあるが、全然そんなことはない。読んでいるうちにわかってくるというか、この感覚は、若いころに難解な哲学書を読んで挫折するが、年をとってから再度読むと内容が分かってくる感覚とほぼ同義だといえる。
さあ、論文を読もう!(笑)