読書記録No.2
<読書記録> No.2
2周目、読了。
研究ノートにまとめながら読み進めていたのと、並行読書とで、読み終わるのに時間がかかったが、なんとか2周目も読了。
「つまずきは学び合いの宝物」であるというなんとも心地の良いフレーズが頭にも胸にも響いてくる。
「つまずき」を生かすとは、「個」を生かすこと。算数・数学の事象及び対象に対する子どもたちの真剣な向き合いによって生まれる「つまずき」を全体の場に持ち出し、みんなの問うべき問いとする。みんなで「つまずき」について吟味したり検討したりすることで、より確かな理解につながったり、新たな知識を獲得したりする、さらにはこれまでの既得の思い込みによる理解や知識といったものも崩しながら新たに組み立て直していく。
一人の「つまずき」が全体の理解につながり、そこからさらに一人ひとりの「深い学び」にかえっていく。
つまずきを生かす授業を目指すなら、土台として安心してまちがいや失敗を表出できる人間関係が大切である。
この本には本当に共感できる内容や参考にしたいことがたくさんある。それと同時にそうしたことをもとに、新たな考えを生み出すためにも、次に読むときは角度をかえて読んでみる必要があるなと感じた。
大事な先行研究として保存しておきたい。